二子玉川の住みやすさと家賃相場【高級住宅地だが治安が悪い?】
2018/12/09
目次
二子玉川駅について
世田谷区の多摩川のほとりにある二子玉川駅は、東急田園都市線と東急大井町線の利用ができる駅である。
急行を使えば渋谷までは14分ほど、大井町までは17分と、高級住宅街を擁しながらも、都心エリアへ短時間でアクセスできるのが魅力。
ただ、ご存じのとおり田園都市線はラッシュ時の混雑は殺人的だし、遅延常習犯で生活の足として使うのはリスキーなので、大井町線やバス便などを使って迂回するアイディアを持っておきたいところだ。
ちなみに、バス便では羽田空港直通のバスがあるので、出張や旅行の際は便利だ。
二子玉川駅の主な利用者は都心に通勤するサラリーマンや主婦層だ。
特に、最近ではタワーマンションが建ったことで、所得に余裕のあるファミリー層が多く住んでおり、お金に余裕のある主婦やその子供の姿をよく見かける。
しかし、昔からの住民も多いため、高齢者や近隣の学校に通う学生も多く住んでいるようだ。
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二子玉川の住環境
二子玉川の住環境を一言でいうと「近年になって勢いが出てきた新興高級住宅地」だ。
二子玉川駅の西側には、以前から高島屋の大型店舗が立地して人の集まる街だったが最近になって、街の活力がさらにパワーアップしたといえる。
それは二子玉川駅の東口の玉川一丁目で大規模な再開発事業が行われ、大型の商業施設が誕生したからだ。
東西に伸びる多摩堤通りに沿って、駅前には二子玉川ライズと呼ばれる一連の商業施設群がある。
とくに駅に近い側には成城石井や東急ストアの入ったショッピングセンター、バーズモール、蔦屋家電など店舗が集中していて、巨大な吹き抜け構造の歩道がみどころだ。
バーズモール
蔦屋家電
再開発地区の中央部には高層マンションが3棟立ち並んでいる。
東側は二子玉川公園ができて、園内には散策路が整備されたり古建築が再現されたり、スターバックスコーヒーの店舗があるなど、近隣に居住すれば余暇を過ごすには調度良い。
また、多摩川が西から東に流れ、河川敷の道路は区民がジョギングしたり歩いたりで、健康を維持することには欠かせないスポットである。
一方で、西口エリアは昔からの商店街や低層住宅地がメインで、古き良き二子玉川の姿を垣間見ることができる。
後述するが、西口エリアは治安が悪いがその分家賃の安い物件も多いため、家賃を抑えたい場合はこちらの物件を選ぶといいだろう。
二子玉川の治安
二子玉川周辺は、最近になって栄えてきたこともあり、治安は微妙。
参考:警視庁犯罪マップ
特に駅の西側はパチンコ屋や昔ながらの商業地のため、雰囲気は良くないし高級住宅地を狙った空き巣も多いため、防犯意識をしっかりと持っておいたほうが良い。
また、駅前のルート246をはじめ交通量の多い道路も多いため、交通事故や渋滞、騒音といったトラブルも問題となっている。
二子玉川周辺で住むのにオススメのエリア
東側エリア
オススメできるのは二子玉川ライズの東側の地域である。
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このあたりは上野毛自然公園の樹林があり、南側は多摩川、西側は二子玉川公園と、まとまった緑地に恵まれた環境になっている。
上野毛自然公園の北側の森林のなかには、国宝・重要文化財をふくむ東洋美術作品を5000点を収蔵している五島美術館があって街の雰囲気を高めている。
河川敷周辺
穴場といえば多摩川河川敷と二子玉川ライズの間にある、堤防の中の住宅地である。
ここは多摩川の河川敷になっていてもおかしくない場所だが、再開発を逃れているために、多摩川の流れを間近に眺めながら生活できる絶好の場所になっている。
ただし河川敷内にあるだけに、多摩川の増水時には割と危険が迫ることも考慮されたい。
二子玉川の買い物事情
新興の高級住宅地であり、ファミリー層が多く住む街なので買い物できるお店は充実している。
駅周辺には、高島屋や二子玉川ライズなどマダムが買い物を楽しめるお店から、少し離れたエリアにはマルエツやココカラファインなど庶民向けのお店もあるので、意外と懐に優しいお店も充実している。
玉川高島屋
マルエツ
また、居酒屋やレストランは二子玉川ライズや西口の商店街エリアにたくさんあるし、レベルの高いお店が密集しているので、食べ歩き・飲み歩きを心ゆくまで楽しめる。
服や家電などを買えるお店は高島屋や二子玉川ライズにたくさんあるし、無印良品のストアもあるため、ファッションや趣味のグッズを買うのも困ることはないだろう。
無印良品
二子玉川の家賃相場
- 1R:7.16万円
- 1K:7.97万円
- 1DK:9.13万円
- 1LDK:12.31万円
- 2LDK:17.55万円
- 3LDK:28.86万円
参考:homes
高級住宅街のイメージどおり、家賃はちょっと高めに出ているが探してみると普通の物件も多いのが二子玉川の特徴。
(相場をけん引しているのはタワーマンションのせい)
一人暮らし向けの1ルームから1LDKのあたりでは、7万~8万円台の物件を中心とした街である。
高くても15万円前後であり、安ければ5万円以下も数多く見つけることができ、比較的に手を出しやすい物件が多くなっている。
3kを超える物件では15万円を中心として、10万円台から30万円以上までと幅広い。
総評
- 家賃★★★★
- 利便性★★★★★
- 住環境★★★★★
- 治安★★★
再開発により、オシャレでハイソなイメージが定着し、住みたい街ランキングでも上位に顔を出すようになった二子玉川。
だが、世田谷区と川崎市の境目ということもあってか、相場も世田谷区の標準レベルだし、街の雰囲気も閑静だ。
(とはいえ土日の駅前の渋滞と混雑は、疲れるかも)
多摩川や大きな公園が近いことで、のんびりと自然に触れ合える日常を享受できるのは、忙しい毎日を過ごす人には大きな癒しになるだろう。
もし、川沿いの静かな生活環境と、ちょっとした生活利便性を望むなら、一度検討してみてはいかがだろうか。
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