月収手取り20万円の適正家賃はいくら?【新卒・若手のケース】
2018/12/09
目次
手取り月収20万円はどんな人がいるの?
手取り20万円は、総支給額でいうとおおよそ24,25万円くらいの人が多く、年収でいうとだいたい280万円から300万円くらいだ。
年収300万円くらいだと、大学を卒業したばかりの新社会人など若年層がメイン。
また、派遣社員や契約社員、時給高めのフリーターもこのくらいの月収を稼いでいる人もいるだろう。
参考までに、筆者は不動産屋さんに携わるまでは新卒で国家公務員として勤務していたのだが、基本給は15万円、その他の補助などでようやく20万円くらいというレベルだった。
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手取り20万円の生活は?
どんなところに住めるの?
年収ベースで家賃×3.3×12以上なら、審査は通る可能性が高いので、住むだけなら意外とハードルは低い。
年収300万円なら家賃7万5千円くらいの物件の審査は通る可能性があるのだ。
ただし、上記の審査における計算式は税金や保険料・年金などが差っ引かれる前の「総支給額」で計算される。
このように、総支給額をひかれた後の手取り20万円の実際の生活を鑑みた場合、もっと想定は厳しくなる。
個人の感覚にもよるが、適正な家賃相場は手取り月収の25%~30%の範囲内だろう。
(30%だと高いという意見もあるが理由は後述)
つまり月収20万円の場合、家賃は5万円から6万円ということになる。
家賃5万円台の物件って?
家賃5万円から6万円だと、バス・トイレ別、独立洗面台、オートロックなどの設備が整っているマンションは望めないだろう。
基本的には3点式のユニットバス(洗面所・トイレ・風呂が一緒になっているやつ)になる。
また、家を出ると即外に出られるタイプのアパートになることが多い。(下記のイメージ図みたいな)
また、都心からかなり離れた普通の設備の物件に住むか、都心に近くて古い・設備が整っていない物件に住むか、の2択を迫られることが多い。
しかし、現実は若手のビジネスマンほど雑務やら研修やらで遅くまで働かされるケースが多いし、古い体質の会社の場合は「始業の30分前に出社しろ」とか言われることもあるだろう。
(ちなみに筆者が公務員の時は、とてつもなくアクセスの悪い職場に、始業の1時間前の7時半に出社しろ、という無茶ぶりを食らったことがある)
そのため、あまりに職場から遠いところに住むと、通勤だけで時間がかかる上に体力が奪われてしまい、満足に仕事に集中できなくなる可能性もある。
また、休みに家にいるときくらいは、ゆっくりと湯船につかるなど、リラックスできる環境でリフレッシュしたいもの。
そんな時に設備がショボいと、気分も暗くなってしまう。
そこで、私は提案したい。
職場の所在地にもよるが、月収20万くらいなら月収の30%から35%くらい出すのもありだ。
つまり、6万円から7万円、場合によっては7万5千円くらいまでが許容範囲といえるだろう。
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設備や立地などの諸条件については最低限譲れない条件ベスト3を作って妥協できるところは妥協していくと納得できる家探しができるだろう。
想定支出と自由に使えるお金
- 家賃:7万円
- 携帯:7,8千円くらい(格安SIMならもっと安い)
- ネット代:4,5千円(ポケットwifi)
- ガス:2千円くらい
- 電気代:2千~4千円
- 水道代:3千円
- 貯蓄:2万円(手取りの10%を貯蓄に回すと仮定)
- 合計総支出:10万8千円
- 自由に使えるお金:9万2千円
92000円あると、1日当たり3000円ペース使うことができるが、化粧品や趣味のグッズ、その他雑貨などを買うとすぐにカツカツになってしまう。
飲み会などは月2回ぐらいにとどめておくべきだろう。
どうしても生活がカツカツになるなら、副業などに取り組んでみてもいいかもしれない。
具体的にどこに住めばいい?
月収20万円の場合の狙い目は、学生街や大学が近くにあり学生が多く住んでいるところだ。
学生が多い下高井戸界隈
学生街や学生が多く住んでいる大学の近くなどは、そこそこ都心に近くて家賃が安い物件が探しやすい。
そうしたエリアなら6万円台で割といい設備の物件に出会える可能性がある。
新宿勤務の場合
祖師ヶ谷大蔵(個人的にオススメ)
喜多見・狛江(個人的におすすめ)
下高井戸(個人的にオススメ)
渋谷勤務の場合
日吉(個人的にオススメ)
白楽(個人的にオススメ)
池袋勤務の場合
東京駅・新橋・品川勤務の場合
まとめ
家賃6万円以下の物件を専門で扱う不動産屋さん
いかがだっただろうか。
月収20万円くらいのビジネスマンとなると、初めて東京で一人暮らしをする若手のビジネスマンも多いことだろう。
ぜひ、新生活を営む際はぜひこの記事を参考にしてみてほしい。
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