中央線で住みやすくておすすめな街ランキングベスト5【住みたい人が多い街】
2018/12/22
目次
中央線の特徴
中央線は、東は東京駅から西は八王子・高尾を結ぶJRの路線です。
中央線には主に快速と各停の2種類があり、また中央特快や通勤特快など電車に応じて停車駅が異なり、意外と複雑な路線でもあります。
そんな中央線沿線の特徴は、独特の文化が残る、どこか懐かしさを感じる街が多いことでしょう。
昔から、それこそ国鉄時代から開発されてきた街で、歴史とともに中央線ならではの濃い文化を醸成してきました。
多くの若者が夢を追って移り住み、いつの間にか近所で人間関係ができて、長く住み続けてしまう…
そんなノスタルジックで人懐っこく魅力あふれる街は、多くの人を引き付け、今や住みたい沿線ランキングではTOP3に入るほどの人気ぶりを誇っています。
傾向としては、一人暮らしのサラリーマンや、サブカルチャー好きやクリエイター気質の人が、中野から三鷹の間くらいに多く住んでいることが多いです。
この理由としては、サラリーマンにとってはオフィス街が近いこともそうですが、劇団や芸人の若手が劇場の近くに安い家賃で住むことが多いことが理由の一つです。
一方で、ファミリー層は武蔵境以遠の国分寺や国立などに住んでいることが多く、特に国立などは高級住宅地としても有名です。
今回の記事では、中央線の通勤通学の問題点と、沿線の住みやすい街を紹介します。
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中央線の問題点
①多発する人身事故
人気の高い中央線だが、悪評が高いのが人身事故の多さでしょう。
人身事故が原因の遅延が慢性的に発生しており、沿線住民とJRを悩ませています。
荻窪駅などでは、ダイブを思いとどまらせるためにホームに鏡を設置しているようで、少しは効果があったとか…
しかし、劇的な改善のためにはホームドアの設置が急務といえるでしょう。
②殺人的な通勤ラッシュ
沿線の人気が高いことが災いしてか、住民が多く快速列車は特に通勤ラッシュ時の混雑がひどいです。
途中で降車するような駅が新宿くらいしかないので、新宿に向かってどんどん混雑が増していきます。
各停にしても、快速よりは"マシ"なレベルであり、通勤通学で消耗する体力は相当なものがあるので、その覚悟は必要です。
③防災面で不安アリ
昔から開発されてきた街、ということもあり、長く住んでいる人が多い中央線沿線の街。
中央線沿線の街並みになつかしさやノスタルジックを感じる人も多いでしょう。
しかし、そんな街並みでもいいことばかりではありません。
住宅地には、車がすれ違えないような狭い路地が多く、家やアパートの間にほとんど隙間がないエリアもあります。
築40年以上の木造住宅も多く、こういったエリアで火災や地震が起こると、逃げ遅れたり、火災の延焼などで一気に被害が拡大することがあります。
住む前に、防災面での不安がないか、また有事の際の避難経路の確認などはしておくべきでしょう。
中央線沿線で住むのにおすすめの街
①東中野
東中野は各停しか停まらない駅で、中央線のほかに都営大江戸線が停まるため、新宿方面だけでなく六本木エリアへのアクセスにも優れています。
他の路線については、少し歩けば東西線の下落合も利用可能で都心アクセスは意外と快適。
昔は地味な下町だったのですが、近年の再開発により生活利便性が大幅にアップ。
スーパーも多く、買い物にも余暇を過ごすにも便利な街に生まれ変わりました。
また、新宿まで2駅しか離れていないにもかかわらず家賃相場も安いので、穴場な街の一つといえるでしょう。
東中野の家賃相場
- 1R:7.34万円
- 1K:8.11万円
- 1DK:10.06万円
- 1LDK:14.36万円
- 2LDK:18.44万円
- 3LDK:21.38万円
参考:homes
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東中野の住みやすさの記事はこちら
②高円寺
高円寺の魅力はなんといっても超超充実している商店街でしょう。
純情商店街をはじめ、駅周辺には3つの商店街があり、買い物に便利でしかも物価が安いです。
昔から独特な文化と雰囲気を持つ街で、特にクリエイター系の人たちが多く住んでいることでも有名です。
千ベロ系の居酒屋も豊富なので、一度住むとなかなか離れがたくなってしまう魔性の魅力を持つ街が高円寺です。
上記の特徴から、やはり一人暮らしにはとても魅力的な環境ではありますが、意外とカップル・ファミリー向けの物件も豊富。
様々な人を受け入れる懐の深さがあるのも、高円寺の魅力の一つといえるでしょう。
高円寺の家賃相場
- 1R:6.82万円
- 1K:7.51万円
- 1DK:9.88万円
- 1LDK:12.23万円
- 2LDK:17.04万円
- 3LDK:18.57万円
参考:homes
高円寺の住みやすさの記事はこちら
③西荻窪
休日は快速が停まらない、少し不遇な印象の西荻窪。
しかし、西荻窪は隣の荻窪や吉祥寺と比較すると、治安が良くて家賃相場も安め。
また、街には雑貨屋や骨董品屋が豊富で意外とオシャレなお店が多い街ですし、スーパーやコンビニなども豊富なので、生活利便性も優れています。
近隣には女子大もあり、特に女性にとっては住みやすい街の一つといえるでしょう。
西荻窪の家賃相場
- 1R:6.49万円
- 1K:7.66万円
- 1DK:9.63万円
- 1LDK:11.94万円
- 2LDK:15.76万円
- 3LDK:19.01万円
参考:homes
西荻窪の住みやすさの記事はこちら
④三鷹
大人気の吉祥寺の隣駅である三鷹は、中央特快も各停も停まりますし東西線の始発駅なので、実は吉祥寺よりも都心までのアクセスに優れています。
三鷹ジブリの森美術館
駅の南口には大規模な商業地があるため、日用品の買い物や外食をするには困らないですし、服やアクセサリー、家電も吉祥寺まで行けば調達できるなど、意外と近隣の買い物事情が優れています。
周辺には有名な井の頭公園やジブリ美術館などもあるなど、買い物以外の魅力も十分。
家賃相場も吉祥寺よりは手ごろですし、物件数も多いので予算や家族構成に応じての選択肢が豊富なので、強くオススメできるエリアの一つといえます。
三鷹の家賃相場
- 1R:6.68万円
- 1K:7.05万円
- 1DK:8.86万円
- 1LDK:12.79万円
- 2LDK:16.27万円
- 3LDK:21.45万円
参考:homes
三鷹の住みやすさの記事はこちら
⑤国立
国立の魅力は、他の街と比較して整備された街並みと治安の良さでしょう。
駅の南口には名門の一橋大学があり学生が多いのですが、一般的な学生街のようなガヤガヤ感はなく、洗練された街並みで住民の生活レベルも高め。
国立市の条例でパチンコ・風俗・ホテルといった好ましくない業種の企業が街に進出するのを禁止しているため、街は安全で住みやすくとても治安が良いです。
駅前は買い物にも便利で、家賃相場も高くないので特にファミリー層にはオススメできる街です。
国立の家賃相場
- 1R:5.55万円
- 1K:6.51万円
- 1DK:6.93万円
- 1LDK:10.66万円
- 2LDK:13.08万円
- 3LDK:15.04万円
参考:homes
国立の住みやすさの記事はこちら
総評
多くの人をひきつけてやまない、独特の魅力を持つ中央線沿線の街。
その人気の反動で、通勤ラッシュが相当ひどいことになっており、また新築物件の建築も盛んではないので古い物件も多いですが、その分昔ながらの味わい深い街も多いです。
中央線独特の文化が好きな人や、多少古い物件も味としてとらえられるような人には特にオススメできます。
他には、小田急線や京王線なども住みやすい街が多いのでチェックしてみるといいでしょう。
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