登戸・向ヶ丘遊園の住みやすさと賃貸相場【自然が豊かで家賃も安い街】

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登戸・向ヶ丘遊園駅について

登戸・向ヶ丘遊園ともに小田急線が通っており、急行が停まるので新宿まで約30分足らずで行ける。

 

ただし、登戸駅には多摩急行が停まるのに対し、向ヶ丘遊園には多摩急行が停まらないので目的地によって駅を使い分ける必要があるかもしれない。

 

また、登戸駅はJR南武線が走っており、立川方面、川崎方面へのアクセスも容易で、交通の便は周辺の駅と比べると非常に恵まれているといえる。（川崎までは30分ほど)

 

向ヶ丘遊園は府中街道が通っており、車で南北に移動するときも便利。

 

バス便については周辺の住宅地に向かうものが多く、坂道などが険しい周辺地域住民の貴重な足となっている。
向ヶ丘遊園駅前

登戸・向ヶ丘遊園駅の利用者は都心に通うサラリーマンと近隣の大学に通う大学生がメインだ。

 

朝の通勤・通学で満杯になるのだが、昼間は比較的に穏やかな雰囲気で、のんびりと新宿に買い物をする客で和やかな環境に変化している。

登戸・向ヶ丘遊園の住環境

登戸・向ヶ丘遊園の住環境を一言でいうと「家賃が安くにぎやかだが、自然が多い街」だ。

 

登戸・向ヶ丘遊園界隈、特に向ヶ丘遊園は駅周辺に小さな店舗が立ち並ぶような街作りになっており、都心から遠い割に町は賑やか。

 

しかし、中心地を離れると大規模な生田緑地があったり、多摩川河川敷などのんびりとして、自然に囲まれた暮らしやすい地域でもある。

緑が生い茂る生田緑地

また、周辺に専修大学と明治大学があることで、若い人が多く住んでおり、活気とのんびりした雰囲気が混在している。

 

当然、学生が多い街なので家賃相場も相応に安く、活気があって使いやすいお店も多いので、住環境としては非常に優れているといえるだろう。

 

このように、緑が多く家賃が安くて買い物にも便利など、良い点ばかりを述べてきたが、登戸・向ヶ丘遊園にも致命的な弱点が2つある。

 

1つ目の弱点は、駅から遠いエリアはほとんどお店がなく、また公共交通機関の便もあまりよくないエリアがあること。

 

これらのエリアに住む場合、必ず物件の周辺環境もチェックしておいた方が良いだろう。

 

2つ目の弱点は、特に向ヶ丘遊園は南側が傾斜のキツイ坂が多く、歩くのが非常に大変なエリアがあることだ。

 

明大や専修大のある生田方面は特に坂がキツく、自転車ではとても登り切れないような傾斜のキツイ坂ばかりだ。

傾斜が特にきついといわれる専大坂

いくら家賃が安くても、毎日山登りをするのは辛いもの。

 

必ず物件の周囲を実際に歩いてみてから入居を申し込むようにしよう。

治安について

治安は特に良くも悪くもないが、大学生が多いこともあって、週末の駅前などは酔っぱらった人を多く見かけるかもしれない。

 

とはいえ、それほど危険な街ということもなく、大きな幹線道路も府中街道しかない。

 

ただし、住宅地は道幅が狭くて見通しが悪いので交通事故には注意が必要だ。

登戸・向ヶ丘遊園周辺で住むのにオススメのエリア

向ヶ丘遊園駅南口エリア

向ヶ丘遊園南東部エリアの住宅地

住宅地は向ヶ丘遊園の場合は、北口の多摩区役所方面や、南口のダイエー方面がメイン。

 

登戸の場合は多摩川方面か登戸方面のどちらかになる。

 

この中でオススメは向ヶ丘遊園の南口で、登戸駅とちょうど真ん中くらいにあるエリアだ。
（地名でいうと登戸周辺)

 

このエリアなら向ヶ丘遊園の大きなお店を日常的に利用することもできるし、目的地によって登戸駅と向ヶ丘遊園駅を使い分けることができる。

買い物事情

登戸と向ヶ丘遊園を比較した場合、買物や日常生活に便利なお店や施設が充実しているのは向ヶ丘遊園の方だ。

 

向ヶ丘遊園駅の南口にはTSUTAYAや書店、ファミレス、ドラッグストアが充実しているし、ライフもある。

 

そして、このエリアで最も品ぞろえの良いダイエーがあるので、日常生活の利便性でいえば向ヶ丘遊園に軍配が上がる。

 

しかし、向ヶ丘遊園でも多摩区役所がある北口方面は、東急ストア（ちょっと高い）や、まいばすけっとがあるくらいで、買い物ができるお店が充実していないので、避けた方がいいだろう。

 

一方、登戸はスーパーなどは充実しておらず、ベンガベンガという小規模なスーパーがある以外は居酒屋が点々としている程度なので、実は日常生活の利便性は良くない。

登戸駅前

ベンガベンガ

ただし、登戸には川崎市立多摩病院というこの地域で最も大きな病院があるので、いざというときは安心だ。

家電や洋服を買うお店などはほとんどないので、町田や新宿、または溝の口、川崎まで買いに行くことになるだろう。

登戸・向ヶ丘遊園の家賃相場

向ヶ丘遊園の家賃相場

• 1R:5.52万円
• 1K:6.22万円
• 1DK:7.16万円
• 1LDK:10.43万円
• 2LDK:11.02万円
• 3LDK:13.03万円

参考：homes

登戸の家賃相場

• 1R:5.73万円
• 1K:6.16万円
• 1DK:7.01万円
• 1LDK:10.26万円
• 2LDK:10.98万円
• 3LDK:12.81万円

参考：homes

 

登戸・向ヶ丘遊園周辺の賃貸相場は、実は登戸の方が高め。
（時期によって多少のブレはあるが）

 

やはり南武線と小田急線が使えることと、優等列車が多く停まることが評価されているのだろう。

 

物件の状況としては、この周辺は大学生が多く住んでいることもあって、シングル向けの物件が豊富。

 

1Rや1Kなら4万から6万円の範囲で多くの物件が見つかる。

 

一方で、ファミリー向けの物件の場合は10万円前後からとお手頃だが、ちょっと駅から遠いエリアがメインになることが多いのが難点か。

総評

• 家賃:★★★★★
• 利便性:★★★
• 住環境:★★★★
  
• 治安★★★★

都心アクセスは良いが、周辺はのんびりしている登戸と、学生もお店も多く活気がある向ヶ丘遊園。

 

どちらも好対照なエリアではあるが、どちらも非常に住みやすい街であることに変わりはない。

 

日常生活の利便性いを求めるなら向ヶ丘遊園を、暮らしに安らぎを求めるなら登戸をチョイスする、ということになるだろう。

 

他には狛江や新百合ヶ丘なども住みやすいのでチェックしてみるといいだろう。

 - 小田急線, タウン情報(川崎市), 南武線