狛江・喜多見の住みやすさと賃貸相場【小田急線の穴場】
2018/12/09
目次
狛江駅、喜多見駅について
狛江、喜多見と聞いて、ピンと来る人はなかなか東京の土地を知っている人だ。
この二つのエリアは、小田急線における東京都と川崎市の境目に当たる場所であり、あまりスポットライトを浴びない場所である。
簡単に解説すると喜多見はギリギリ世田谷区で、狛江市との境目に位置する。
喜多見駅前
そして、狛江市は都内最小面積の市である。
狛江市役所
この喜多見駅と狛江駅は隣り合っており、電車で移動した場合せいぜい2分くらいしか変わらない。
両駅の足回りについて話すと、どちらも小田急線の各停しか停まらず、各停で新宿まで30分ほど。
途中の成城学園前で急行乗り換えで20分強で新宿まで行ける。
このように、都心までのアクセスもそれほど悪くはないのだが、いまいち地味で垢抜けない感じがあるのだ。
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では、なぜ今回はこんな地味なエリアを取り上げたかというと、小田急線の穴場だからだ。
代々木上原や下北沢などのメジャーで人気のあるエリアに住むと、家賃は高いわ、人が多くてザワザワしてるわ、であまりいいことがない。
だが、穴場に住めば落ち着いた生活を営むことができるし、家賃も安く抑えられる可能性が高い。
狛江・喜多見の住環境
先ほども話したが各停しか停まらないので、非常に落ち着いた雰囲気の街である。
それだけでなく、自然も豊かで(野生のタヌキがいたりする)、どこか懐かしいような雰囲気さえ感じられるのが特徴だ。
では、不便なのかというと、決してそうではない。
両駅とも駅前には小さいながらも商店街があるし、スーパーも豊富。
ドラッグストアや100円ショップなど、日用雑貨を買えるお店も必要十分だ。
さらに、このエリアの環境の特徴として、高層マンションがないということがあげられる。
メインとなる中層型マンション
高層マンションは一見すると豪華でステイタスを感じるが、その分空が狭く感じたり、ビル風が吹いたりといいことばかりではない。
自然環境については、喜多見駅付近には野川緑道という小さいながらも緑豊かな散歩道があり、歩いているだけで心が癒される。
野川緑道
狛江駅付近には多摩川が流れており、河川敷を散歩やジョギング、釣りなどを楽しんでいる人が多く、こちらものんびりとした雰囲気が漂っている。
多摩川河川敷
このように、落ち着いた雰囲気を持ちながらライフラインが充実しており、住環境に優れているのでカップルやファミリーで住むにはピッタリの町だといえよう。
喜多見・狛江周辺で住むのにオススメのエリア
喜多見
南側エリア(喜多見8丁目や野川周辺)
喜多見駅南側の住宅地
オススメは、駅の南側の世田谷通りとの間くらいのエリアだ。
(住所でいうと喜多見8丁目など)
この駅の南側エリアは、小さいながらも商店街があり、日常の買い物には苦労しないだろう。
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反対の北側は基本的には住宅しかないエリアだが、小田急線が高架化している関係で、南側との行き来も容易なので、そこまで不便には感じないだろう。
周辺環境
◆スーパー:サミット喜多見店、業務スーパー、たぐちフーズ
◆生活雑貨:ドラッグストア、100均などがちらほら
◆その他:ティップネス、野川
スーパーは大手のサミットや業務スーパーだけでなく、 地元密着のたぐちフーズなど選択肢が豊富。
予算と献立によって使い分けが可能だ。
また、ドラッグストアなどの日用品を買うお店も多いので、日用品は駅前で全て手に入る。
また、駅の東にある野川は自然が豊かで、野生のタヌキや、ザリガニなどの目撃情報が多数。
このように、利便性と自然の豊かさを享受できるのが喜多見の良さだろう。
もし、ケチをつけるなら、書店がないことと、谷底の土地なので、洪水が怖いことくらいか。
狛江
南口エリア
駅の南口
狛江は駅の南と北で大きく雰囲気が異なるが、特にオススメできるのは駅の南側エリアだ。
南側は、商店や飲み屋が密集しており、少々雑多な雰囲気で、買い物に困らない。
その分、ガヤガヤしている印象はあるが、日常生活面では便利だ。
一方、狛江市役所がある北側は、ロータリーの他は住宅しかないので、買い物では多少不便かも。
さびしい印象だが、その分広い家やマンションが多く見つけられる。
自分の好みに応じて、住むエリアを分けた方が良いだろう。
周辺環境
◆スーパー:スーパー三和狛江店、オダキューOX狛江店
◆生活雑貨:ドラッグストア、コンビニ多数
◆その他:狛江市役所
スーパー三和狛江店
困ったことに、スーパーや100均が意外に少ない。
日常の生活雑貨についてはドラッグストアで一とおり揃えられるが、スーパーやその他の雑貨類は、喜多見まで足を延ばすことになる。
しかし、両駅間は歩いても15分ほどで、しかも平坦なので、自転車を使えば10分弱で移動可能。
喜多見で買い物をするように心がければ問題ないだろう。
喜多見・狛江の家賃相場
- 1R:5万円〜
- 1K、1DK:5.5万円〜
- 1LDK:8.3万円〜
- 2LDK:11万円~
- 3LDK:12万円~
参考:homes
1Rや1Kなら驚きの5万円台で探すことが可能だ。
23区内で、しかも人気の小田急沿線でこの価格は驚異的と言える。
人気の1LDKでも10万円まではいかず、逆に10万円を超えた場合はかなりキレイな物件になるだろう。
ファミリー向けの間取りの大半は10万円を少し超えてくるが、他のエリアで15万円以上と同等レベルの物件に住めることを考えると相当安いと考えていいだろう。
総評
- 家賃:★★★★★
- 利便性:★★★
- 住環境:★★★★★
- 治安★★★★★
冒頭でも述べたとおり、「小田急線の穴場」に相応しく、住環境と家賃、利便性のバランスが良く、一度住んだらなかなか離れられないのが、喜多見と狛江の魅力だ。
一人暮らしで住むには少々さびしいかもしれないが、カップルやファミリーで住む分にはかなりおススメできるエリアだ。
新宿近辺が職場で、落ち着いた環境で家賃の安いエリアを希望するなら、 真剣に検討してみるといいだろう。
他には、経堂や豪徳寺、祖師ヶ谷大蔵も住みやすいのでチェックしておこう。
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